食洗機は後付けできるの?後付けできるキッチンの特徴と費用を解説!

「ビルトイン食洗機を付けたいけど、ウチのキッチンに後付けできるの?」と、疑問を持っている方は多いでしょう。
ビルトイン食洗機は、後付けできるキッチンとできないキッチンがあります。これらを知らずに進めてしまうと、お金と時間を無駄にしてしまうかもしれません。
そこで今回は、ビルトイン食洗機を後付けできるキッチンの特徴や、その費用について紹介します。この記事を読んで、自宅のキッチンには後付けできるか確認してみてください。

食洗機はキッチンに後付けできる

食洗機はキッチンに後付けが可能です。しかし、すべてのキッチンに後付けできるわけではありません。
ここでは、食洗機を後付けできるキッチンと、後付けできないキッチンの特徴を見ていきましょう。

食洗機を後付けできるキッチンの特徴

食洗機を後付けできるのは、システムキッチンです。システムキッチンとは、天板(ワークトップ)が流し台~ガス台まで1つにつながっているキッチンです。
一部、収納スペースの関係で食洗機を後付けできないシステムキッチンもありますが、ほとんどのケースは後付けが可能です。

例えば、パナソニックのビルトイン食洗機を後付けする場合は、カウンター下・シンク下に以下のスペースが必要です。

●カウンター下
・キッチンの奥行:65cm以上
・収納スペースの奥行:60cm以上
・収納スペースの高さ:75cm以上
・収納スペースの幅:45cm以上

●シンク下
・キッチンの奥行:65cm以上
・収納スペースの扉の幅:45cm以上
・収納スペースの奥行:60cm以上
・収納スペースの高さ:47cm以上
・収納スペースの幅:41.5cm以上

これらの寸法をすべてクリアしていることが、食洗器を後付けする条件です。

このように、システムキッチンで収納スペースの寸法がメーカーの基準をクリアしているキッチンは、食洗機の後付けができます。

食洗機の後付けが難しいキッチンの特徴

流し台や調理台、コンロ台が別々に組み合わせてあるセクショナルキッチンは、基本的には食洗機の後付けができません。食洗機の後付けに必要な寸法が不足しているケースが多いからです。

また、システムキッチンでも収納スペースが大きすぎる場合は、後付けが難しい場合もあります。寸法を測り、一度リフォーム業者に相談してみましょう。

食洗機を後付けする場合にかかる2つの費用

キッチンに食洗機を後付けする場合は「食洗機の費用」と「工賃」がかかります。費用は食洗機のランクや工事内容で変わりますが、おおむね10万円~25万円です。

ここからは、それぞれの費用相場について紹介します。

1.食洗機の費用

ビルトイン食洗機の価格や機能性は、ピンからキリまであります。最新型は20万円程度しますが、旧型では5万円程度で販売されているものもあります。パナソニックやリンナイ、三菱など、大手メーカーの食洗機でも、探せば10万円以下で購入することが可能です。

2.工賃

工賃は業者や工事内容によって異なりますが、4万~6万円前後が相場です。少しでも安く抑えたい場合は、複数の業者で見積もりを取り、比較するようにしましょう。

まとめ

ビルトイン食洗機が後付けできるのは、食洗機の必要寸法を満たしたシステムキッチンです。残念ながら、セクショナルキッチンや一部のシステムキッチンでは後付けが難しいため、その際は卓上型食洗機などを検討するといいでしょう。
大手メーカーの食洗機でも、最新型にこだわらなければ手頃な価格でビルトイン食洗機を手に入れることはできます。また、工賃を安く抑えるためには相見積もりを取って業者を比較するのがおすすめです。

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